「事務次官」は「次官」だけど、どのくらい偉いの?
例えば、国会で財務省を代表して国家予算などについて発言・答弁するのは、財務省の「大臣」です。しかし、より実務的な話になると登場するのは「事務次官」です。
「次官」という肩書のせいで、「最も偉い人の次の人」、つまりナンバー2のポジションのような印象がありますが、「なぜ次官なの?」、「一番偉い人が出てくるべきだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。しかし、それは誤解なのです。各省庁において、キャリアと呼ばれる高級官僚の中で最高のポジション、いわば官僚機構の頂点にいるのが、「事務次官」なのです。