日本酒に「○○正宗」という銘柄が多いのはなぜ?


「日本酒」は、お燗にしても冷やしても美味しいという世にも珍しいお酒です。

日本酒の一升瓶、ぐい飲みが並ぶ光景画像

昔は、3月の桃の節句から9月の菊の節句である重陽の節句までは冷やで飲み、それ以外の寒い季節はお燗にして飲んだといわれています。

そんな「日本酒」は今や国内のみならず、「SAKE」の名称で海外でも親しまれています。

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日本酒に「○○正宗」という銘柄が多いのはなぜ?

現在、日本では、一万を超える「日本酒」の銘柄が販売されていますが、その中でも多いのが「正宗」の名称を使った銘柄です。

全国各地の酒造メーカーから、「正宗」が使われた銘柄が販売されていますが、それはなぜなのでしょうか?

「正宗」の元祖は、登録商標という面からいえば、灘の「山邑(やまむら)酒造」という蔵元の「桜政宗」です。

しかし、「正宗」自体の由来は商標登録などなかった江戸時代までさかのぼります。

江戸時代末期、「山邑酒造」の六代目山邑太左衛門は、新しい酒の名前をどうしようかと悩んでいました。

そんな折、京都のある住職を訪ねた太左衛門は、机の上に「臨済正宗」と書かれた経典を見つけてひらめいたといいます。

経典の名前である「正宗」「せいしゅう」と読みますが、清酒の「せいしゅ」とも似ていることから、新しい酒の銘柄にぴったりだと考えたというのです。

「正宗」は、その後、江戸で人気を博し庶民にまで愛飲される酒となりました。

すると、「正宗」人気にあやかろうとする蔵元が全国各地に現れ、ついに「正宗」は清酒の代名詞になったわけです。

明治になって商標条例が制定された際に、「山邑酒造」「正宗」を商標登録しようとしましたが、当時すでに「正宗」は清酒の代名詞として定着しているとして認められなかったといいます。

そのため、「山邑酒造」は、日本の花として親しまれている「桜」をつけて「桜政宗」と名付けたとされています。

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「日本酒」には変わった名前も多い?

ところで、「日本酒」には変わった名前も多いのです。

最近、世界的に大人気の「獺祭(だっさい)」も、そのままの意味では「カワウソの祭り」ですし、「俺の出番」「稼ぎ頭」なんて名前もあります。

それらの由来を想像しながら飲んでみるのも楽しいかもしれません。

ちなみに、「獺祭」は山口県岩国市にある旭酒造「日本酒」銘柄です。

もともと日本酒通には知られていましたが、山口県出身の安倍首相により、ロシアのプーチン大統領やアメリカのオバマ大統領にプレゼントされたことから知名度が急上昇し、世界的に大人気となっています。

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