勘定の時に「お愛想」というようになったのはなぜ?
行きつけの店などでひとしきり飲み「さあ帰るか」となるころには、店の人にきっとこんなふうに声をかけているに違いありません。「すいません! おあいそ!」飲み慣れた人ならだれでも一度は口にしたことがあるこの「お愛想」という言葉、じつは本当の意味はちょっと意外なものです。よく「愛想が良い}、「愛想が悪い」などと使われるように、「愛想」とは「人と接するときの態度」のことで、「相手を喜ばせる態度」という意味を表す「愛嬌」とともに、仏教用語がルーツなのです。