新しい島が生まれた?
2013年11月20日、「日本」の小笠原諸島にある西之島のすぐ横の海から立ち上がる噴煙が確認されました。
数時間後には、西之島からわずか600メートルのほどのところに島の姿が現れていました。
その日、島が一つ「日本」に増えたのです。
ところがその後も噴火は続き、島は拡大を続け、ほどなくして元の西之島と一体化しました。
結局、「日本」の島の数は元に戻ってしまったのですが、日本列島は火山の活動が活発なため、今後も新たな島が生まれる可能性はあります。
「日本」には、いくつの島があるの?
「日本」は、数多くの島から構成される国です。
大きな島は、北海道、本州、四国、九州の4つです。
そしてその周辺に数えきれないほどの島があります。
では、一体いくつの島があるのでしょうか?
総務省が公表している日本統計年鑑によると、「日本」の島の数はなんと「6,852」です。
最も多いのは「本州」で3,194、次いで「九州」の2,160、「四国」ですら626も島があります。
「北海道」には509、「沖縄」には363です。
ただし、この数には条件があり、「海上保安庁が2万5千分の1の海図を基準として、海図上の岸線0.1キロメートル以上の島」について調査したものです。
つまり、岸線(海岸線) 0.1キロメートル未満の島はカウントされていないので、実際の数はそれ以上と考えられます。
「日本に島がいくつありますか?」という質問に対しては、「ほぼ上記の数値」と答えざるを得ないでしょう。
「もっと正確に!」と言われれば、「正確にはわからない」というのが正しい答えかもしれません。
「無人島」が多い?
しかも、日本には「無人島」がやたらと多いのです。
日本離島センターによると、国勢調査をもとに算出した数値として、「有人島」はわずか6%の約420で、「無人島」はなんと約6,430もあります。
「東京都」は、日本でもっとも南北に長い都道府県?
なお、日本地図で見る「東京都」は非常に狭いですが、じつは西之島を含む小笠原諸島や日本最南端の沖ノ鳥島も「東京都」に含まれています。
都心から沖ノ鳥島までの距離は約1,700キロメートルです。
狭いと思われている「東京都」は、日本でもっとも南北に長い都道府県なのです。