「地下鉄」を、アメリカでは「サブウェイ」、イギリスでは「チューブ」、東京では「メトロ」と呼ぶのはなぜ?


「外来語」が語源となっている日本語は多い?

ふだんの暮らしの中で何気なく使っている言葉が、実は「外来語」と聞いて驚くことがあります。

たとえば、外国人に人気の日本料理の定番、「天ぷら」

もともとは、ポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」や、肉や魚を使わないポルトガルの精進料理を意味する「templo」が語源であるとする説があります。

また、英語だと思い込んでいたら、実は他の国の言葉だったということもあります。

ホテルの「コンシェルジェ」はもともとフランス語の「アパートの管理人」、「アルバイト」もドイツ語で、英語では「part time job=パートタイムジョブ」といいます。

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東京で「地下鉄」のことを「メトロ」と呼ぶのはなぜ?

東京の「地下鉄」を呼ぶ際に使う「メトロ」もその一つです。

「地下鉄」のことをアメリカでは「Subway=サブウェイ」といいますし、イギリスでは「チューブ」と呼びます。

ところが東京では「メトロ」と呼んでいます。

東京メトロの駅入口標識画像

日本を訪れた外国人観光客に、地下鉄のことを英語で説明しようと思ったら、「メトロ」で大丈夫なのでしょうか?

結論からいうと、「メトロ」でも、ちゃんと意味は通じるようです。

「メトロ」とはもともと、英語の「metropolis=メトロポリス」(首都や主要都市)や「首都の、主要都市の」という意味の「metropolitan=メトロポリタン」の略語なのです。

これが「地下鉄」を意味するようになったのは、フランス・パリの鉄道網が世界的に知られ、「Chemin de Fer Metropolitain=シュマントフェール・メトロポリタン」と呼ばれたからです。

これを短くして「メトロ」となったというわけです。

フランスの地下鉄メトロの駅入口標識画像

現在、ポルトガルのリスボンの「地下鉄」は、「リスボン・メトロ」と呼ばれていますし、オランダのアムステルダムの「地下鉄」も「メトロ」です。

タイのバンコクの「地下鉄」は「バンコク・メトロ」が運営していますし、フィリピンのマニラの鉄道は「マニラ・メトレール」と呼ばれています。

「メトロ」が鉄道や地下鉄を示す言葉であることは、世界各国で使われていることからもわかります。

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ちなみに、東京以外の主要都市では、「地下鉄」のことは「メトロ」とは呼ばずに、「地下鉄」と呼ぶことの方が多いようです。

東京でも、「メトロ」とは呼ばずに単に「地下鉄」と呼んでいる人も多いようですね。

非常に紛らわしいのがいわゆる「和製英語」?

ところで、外来語が語源の日本語が多いのとは別に、非常に紛らわしいのがいわゆる「和製英語」です。

「和製英語」について興味のある方は、こちらをご参照ください。


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