「ギネスブック」とは?

あらゆる分野の世界記録が掲載されている「ギネスブック」という名前を、皆さん聞かれたことがあるでしょう。

1982年版「ギネスブック」の表紙画像2017年版「ギネス・ワールド・レコーズ」の表紙画像

この名前はよく聞くのですが、どこの会社が、どのような経緯でつくったのかについては、あまり知られていません。

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「ギネスブック」は、どこの会社がつくったの?

「ギネスブック」をつくったのは、なんと世界的に有名なビール銘柄「ギネス」をつくっているアイルランドのビール醸造会社「ギネス」社なのです。

「ギネス」社は、1997年にグランドメトロポリタン社と合併してディアジオ社と名前が変わっていますが、ビールの名前は今も「ギネス」です。

一方、「ギネスブック」自体は、2000年に「ギネス」社(ディアジオ社)から独立し、これをきっかけに、書名が「ギネス・ワールド・レコーズ(ギネス世界記録)」に改称されています。

では、ビール会社であった「ギネス」がどのような経緯で、「ギネスブック」をつくったのかについて、次に見ていきましょう。

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「ギネスブック」は、どうしてつくったの?

ビール会社であった「ギネス」社が、どうしてあらゆる分野の世界記録が掲載されている「ギネスブック」をつくったのかはピンと来ませんよね。

じつは、1951年、アイルランドで狩猟を楽しんでいた「ギネス」社の当時の最高経営責任者であったヒュー・ビーヴァー卿が投げかけた「ヨーロッパでもっとも速く飛ぶ狩猟鳥はどれか?」という質問がきっかけでした。

しかし、その答えが見つからないことに気が付いたビーヴァー卿は、世界最高のデータを集めた書籍があれば役立つだろうと考え、ロンドンで実地調査業を営んでいたノリスとロスのマクワーター兄弟の助けを借りて、調査・編集作業に取り掛かったのです。

そして、1955年8月に「ギネスブック」が完成したしだいです。

その後現在に至るまで、書名は「ギネスブック」から「ギネス・ワールド・レコーズ」に改称されていますが、改定を重ね継続して発行されています。

「ギネス・ワールド・レコーズ」という名前よりも「ギネスブック」の名前の方が、今でも一般に使われているような気がします。

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