日本人が電車でもお店でも、きちんと「行列」ができるのはなぜ?


「和」を以て貴しと為す

聖徳太子といえば、604年に日本初の憲法とされる十七条憲法を制定したい人として知られています。

その肖像画は1930年に当時の百円札に使用されてからというもの、千円札、五千円札、一万円札と都合7回も登場し、最も多く紙幣の顔となった人物です。

その聖徳太子が大切にしたのが、日本人の「和」です。

十七条憲法の第一条で「一に曰く、和を以て貴しと為し、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ」としています。

つまりは、「仲良く協調していくことが大切。お互いに争いをしないように」という意味です。

このように、日本人は1400年以上も前から、お互いに争いごとを避けて、調和すること、協調することを心掛けてきたのです。

このことは、日本人のDNAとして受け継がれ、さまざまな形で表れています。

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日本人が電車でもお店でも、きちんと「行列」ができるのはなぜ?

よく見られる長い行列に並ぶ光景の画像

例えば、駅のホームで電車に乗るとき、「きちんと整列乗車をする」日本人の姿を見て外国人は驚くといいます。

スーパーのレジでも銀行のATMでも、長い「行列」ができていても、礼儀正しく並ぶのが日本人です。

急いでいるときなど、並んで余計な時間がかかるのは確かに困りものですが、割り込みなどのルール違反をして「和」を乱し、無用な争いごとを起こすことの方がもっといやだと日本人は感じるのでしょう。

また、小学校や中学校でも、学校内を移動するときや体育などの授業、遠足など校外学習を通じて、「きちんと行列を作ること」をしっかりと教え込まれていたのです。

家族で出かけたときでも、例えば電車に乗るときには「整列乗車で、降りる人が先」ということを教えられてきました。

駅、レストラン、映画館、スーパーなど、並んで自分の番が来るまで待つという習慣が、学校と家庭の両方で教え込まれていたのです。

これらのことが、日本人としてのメンタリティの形成に大きく影響してきたといえるでしょう。

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