依頼の言葉に注意!
誰かにコピーをお願いしたい時に、丁寧に言ったつもりで、「これコピーお願いできますか?」と言ってしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、この問いかけだと相手の能力の程度を確認する言葉になってしまうのです。
言い方やシチュエーションによっては「できないのではないですか?」という意味を含み、相手の能力を否定することにもつながってしまうので、使う時には十分な注意が必要なのです。
特に、目上の人に使う時には十分に配慮しなければなりません。
「可能」や「能力」を表す言葉に注意?
「できますか?」だけでなく、「書けますか?」、「読めますか?」など「可能」や「能力」を表す言葉すべてにいえることで、同じように「わかりますか?」も何気なく使ってしまいがちな言葉です。
たとえば、新しいプレゼンテーションで長い説明の後、上司に「ここまではおわかりでしょうか?」とつい口が滑ってしまったという経験はないでしょうか?
当然、上司の理解度をはかったつもりはないでしょう。
自分の説明で理解できたかどうか、不足している部分がなかったかどうかなどの心配をしただけなのです。
でも、それが上司に通じるかどうかは、それまでの上司との関係性によるところが大きいのです。
では、どう言えばいいの?
会議や商談などでは、「これでよろしいでしょうか?」や「いかがだったでしょうか?」という言い方のほうが当り障りがないと覚えておきたいものです。
先の例の「お願いできますか?」も「お願いしてもよろしいでしょうか?」という言い方の方がいいでしょう。