英語学習へのアプローチ法: その4 「隙間時間の活用」
英語学習へのアプローチ法のその4は「隙間時間の活用」です。
毎日継続的に英語を学習するとは言っても、常に自宅の机の前でというわけにはなかなかいきません。
そこで、やはり隙間時間の活用が必要となります。
通勤時の電車の中、昼休み中とか細切れですが、このような隙間時間を活用すると累計としては結構な学習時間になります。
但し、隙間時間での学習は集中度にばらつきがありますので、自宅ではそれらの復習に当てると良いと思います。
隙間時間の活用と言えば、昔は教材として本だけでした。
その後、ソニーがテープ式のウォークマンを発売してからは音声教材が加わりました。
携帯できる音声関係機器もその後進化して、携帯型CDプレイヤーに、そしてMDプレイヤーに、さらにMP3プレイヤーと移り変わりました。
私もそのたびに買い換えたものですが、現在はスマートフォンを使っています。
スマートフォンでは、ご承知のように電話機能以外に、音声ファイルだけでなく動画ファイル再生機能もあります。
私のスマートフォンの使い方の基本は次のようなものです。
自分が選択した教材の音声や動画ファイルをパソコンからスマートフォンに取り込み、隙間時間を使ってその教材を学習します。
このようにすれば、一つの教材を隙間時間でも自宅でも学習できますので、学習の連続性が保てるわけです。
隙間時間で学習した内容を自宅でじっくりと復習する、そんな感じです。
一方、スマートフォンには無料・有料の英語学習に使えるアプリが多くあります。
興味を引いた教材アプリをダウンロードして、時には気晴らしとして楽しんでいます。
アプリの方は、たまには趣向を変えてとの意味合いで使用しますが、あくまでも主教材はパソコンから取り込んだ教材です。
というのは、スマートフォン用アプリは、使えそうな教材が多過ぎて、どの教材に集中するかにかえってアタマを悩ましてしまうためでもあります。
また、スマートフォンアプリを主教材とすると、自宅でもそのアプリで学習せざるを得ません。
これは、結構大変です。
あの小さい画面で自宅でも学習することを考えると初めからギブアップです。
もっとも、タブレット端末であれば、少しは不満は解消されるかも知れませんが。
それ以外に、アプリ教材の評価がいまいちはっきりしていないことも私がアプリを主教材にしない理由の一つでもあります。
このような事情もあって、私は自分が選択した教材の音声や動画ファイルをパソコンからスマートフォンに取り込み、隙間時間を使ってその教材を学習しているわけです。
ここで言いたいことは、とにかく隙間時間を活用して、毎日英語に触れる、一日の学習時間を確保することが英語学習の習慣化のためにも重要だということです。
では、次に行きましょう!
英語学習へのアプローチ法: その5 「対価を支払う」
英語学習へのアプローチ法のその5は「対価を支払う」です。
物を買うときには対価としてお金を支払います。
ただでほしい物が手に入ることはまずありません。
英語学習においても同様です。
最近ではスマートホンのアプリのように、無料の英語学習教材も結構見受けられますが、英語を本格的に身につけようとすれば、やはり有料のものを活用すべきです。
有料のものは、無料のものとは内容が違います。
もちろん、有料のものでも内容は千差万別であり、どれを選ぶかはじっくりと内容を見て決めるべきです。
物を買う場合には、対価の支払いは一度で済みますが、英語学習教材の場合は、対価を二度払わなければなりません。
何のことを言っているのかと思われるかも知れませんが、説明しましょう。
英語学習教材の対価の支払いの一度目は教材を買った時、二度目はその後です。
教材を買ったときの対価はもちろんお金です。
しかし、二度目に支払う対価は残念ながらお金ではありません。
もっと高価なものともいえるかも知れません。
それは何でしょうか?
二度目に支払うのは、実は「地道な努力」という対価です。
この「地道な努力」という対価なしに英語が上達することはあり得ません。
世の中には、簡単に楽に上達できるとうたっている英語教材があふれていますが、「地道な努力」という対価を払うことなしに上達できると思うのは、まさに棚からぼた餅を求めることと同じようなものです。
教材選びををする際にも、またその後も安易にタナボタを求めることはやめましょう。
このことは英語学習に限ったことではないと思いますが、英語学習においては多くの人が錯覚におちいっているように思えます。
簡単に楽に上達できるとうたっているのは、教材販売者の拡販戦略に過ぎません。
とにかく二度目の対価支払いが重要です。
では、第8回はこの辺で。
次回をお楽しみにして頂ければ幸いです。
「第9回 英語学習へのアプローチ法: 「6. 求めよ、さらば与えられん」」は、こちらから