いよいよ今回から、私が会社に入って以降の英語・英会話との関わりのお話を書き連ねて行こうと思います。

中学、高校、大学での英語との関わりは、あくまでもいわゆる「学校英語」、別名「受験英語」のみという人並みのものでした。

ところが、会社に入ってから英語との関わりが、それまでとは激変しました。

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入社と新入社員オリエンテーション研修

大学をなんとか卒業し、あるプラントメーカーに入社しました。

入社式は東京にある本社でありましたが、その後すぐに地方にある工場での1ヶ月間の新入社員オリエンテーション研修が始まりました。

研修の前半の期間は、会社・製品について説明とコンピュータ・プログラムに関するもので、後半は工場の現場での作業実習でした。

1ヶ月という短期間の研修であるためか、英語に関する研修は一切ありませんでした。

配属先の発表

1ヶ月の新入社員オリエンテーション研修が終わったところで、配属先の発表です。

私は工場の設計部門を希望していましたが、配属先は何と東京の本社でした。

本社には、営業部門しかないと思い込んでいたので、正直がっかりしました。

しかし、よく聞いてみると、本社には営業部門以外に基本設計部門があり、その部門への配属であることがわかりほっとしました。

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本社への配属

5月の連休明けに東京の本社に配属となりました。

出勤初日には、本社配属新入社員全員を集めてのオリエンテーションが半日あり、その後はいよいよ職場配属でした。

新入社員オリエンテーション研修後に発表された私の配属先は、本社のプラント基本設計部門ということのみでした。

しかし、実はプラント基本設計部門は、国内向けプラントと海外向けプラントの二つの部署に分かれていました。

私の希望は、最新技術を扱い受注額・売上高割合も格段に多く、当時花形の主流であった国内向けプラントの部署でした。

一方の海外向けの部署は、扱う技術も最先端技術ではなく、いわば傍流でした。

ところが、オリエンテーションの最後に示された私の配属先は、なんと海外向けプラントの部署だったのです。

これは私にとってショックでした。

一つには、技術者としてはやはり最先端の技術に取り組みたいと思っていたからです。

しかしもっと大きな理由は、海外向けプラント部署だとエンジニアとしての技術力の他に、英語力・英会話力が必須だということでした。

いくら技術力があっても、英語力・英会話力が伴わなければ、相手には伝わりません。

つまり、英語力・英会話力が仕事をする上で”MUST”のツールというわけです。

それまで英語を受験勉強以外にやってこなかった自分にとっては、まさに青天の霹靂ともいうべき事態でした。

新入社員のエンジニアとしては、肝心の技術力の対する研鑽だけでも大変だろうに、その上英語まで同時に研鑽しなければならないのかと思うと、前途が暗澹たるものに思えました。

では、第3回目はこの辺で。

次回をお楽しみにして頂ければと思います。

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