「偉人」たちの睡眠時間?

睡眠時間の短いことで歴史上有名なのはナポレオンで、一日3時間しか寝なかったといわれています。

ワーカホリックだったといわれている発明王エジソンは、毎日4時間だけだったそうです。

偉業を遂げた人にはショートスリーパーが多いのかと思いきや、20世紀最高の天才ともいわれているアインシュタインは、10時間以上のロングスリーパーだったといわれています。

変わっているのはレオナルド・ダ・ヴィンチで、4時間ごとに15分の睡眠をとっていたそうです。

偉人は眠り方さえ自己流を貫いたようです。

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「北枕」は縁起が悪いといわれているのはなぜ?

眠り方の流儀といえば、日本には「やってはいけない」ルールがあります。

それは「北枕」です。

「北枕」とは頭を北側に、足を南側に向けて寝ることです。

枕を北側に置くと「縁起が悪い」とされているのです。

なぜでしょうか?

日本では人が亡くなったのちにお通夜を行う風習がありますが、その際には遺体を「北枕」で寝かせます。

つまり、「北枕」とは亡くなった人の寝かせ方なのです。

この起源は、仏教を起こしたお釈迦様の入滅にあります。

お釈迦様がなくなるときに、北の方向に頭を向けていたという説話から、「亡くなった人は「北枕」。だから生きている人は、「北枕」で寝てはいけない」という風習が生まれたとされています。

ただし、仏教では北は涅槃、つまり「悟りにより煩悩を滅した境地」の象徴です。

亡くなった人の頭を北に向けるのは、「速やかに涅槃に入ることができるように」という思いからなのです。

そうすると、「「北枕」=亡くなった人の寝かせ方=縁起が悪い」というよりも、「「北枕」=悟りの境地に達するための寝かせ方」といえるのではないでしょうか?

亡くなった人だけでなく、生きている人がそうやってもいいのではないでしょうか?

そう思っていたら、仏教が生まれてインドや仏教国のタイでは、「「北枕」で寝てはいけない」というルールはないといいます。

つまり、「「北枕」で寝てはいけない」という風習は、日本オリジナルのものなのです。

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「北枕」は健康に良い?

ちなみに、「北枕」は健康に良いという説もあります。

頭を北に向けると、南北に流れる地磁気の流れに沿って体が平行になり、血流が良くなるという理屈です。

また、「風水」の考えでは、北は縁起が悪い方角ではなくて、むしろ金運をアップさせる素晴らし方角なので、積極的に「北枕」を活用をするべきだとされています。

ちなみに、皇室では昔から「北枕」で寝ているという都市伝説もあります。

庶民に忌み嫌われてきた「北枕」は、じつは高貴な方にのみ許されていた就寝法だったのかもしれません。

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