香りと味のいい「吟醸酒」、普通の日本酒とどう違うの?


「吟醸酒」の飲み方とは?

居酒屋で「吟醸酒」をお燗にしてくれと頼んだら、白い目で見られた、なんてことはないでしょうか?

店によっては断られる場合もあるようです。

「吟醸」、「大吟醸」の文字画像

「吟醸酒」をお燗ではなく、冷やで飲むのにはれっきとした理由があります。

一般的に「吟醸酒」は、「吟醸香」と呼ばれる独特のフルーティーな香りを楽しむため、冷やして飲むのがいいといわれます。

お燗にするとせっかくの香りが飛んでしまうからです。

では、なぜ「吟醸酒」は香りがよくなるのでしょうか?

その理由は製法にあります。

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「吟醸酒」の製法とは?

日本酒には「吟醸酒」のほか、「純米酒」「本醸造酒」などの名称がありますが、これらは製法による分類と考えていいものです。

「吟醸酒」は、精米歩合が60%以下になるまで精米した白米を原料としています。

普段食べているご飯が精米歩合90%以上とされているので、かなり「磨かれた米」なのです。

それを低温でじっくり発酵させるという、時間と手間のかかるお酒です。

蔵元によって違いがありますが、5度から10度の温度で30日以上発酵させます。

その発酵の過程でさまざまなアルコール成分を生成させ、それらが酸と結合することでフルーツを思わせる華やかな香りが生まれるのです。

発酵時の温度が高いとそこで香りが飛んでしまいます。

「吟醸酒」はお燗でなく冷やで飲むのも、同じ理由です。

「吟醸酒」は10月頃から造り始めて、出来上がるのが3月から4月頃です。

出来てもすぐに出荷はせず、香りや味を安定させるため、半年以上も貯蔵して熟成させます。

つまり、出荷まで一年近くかかるというわけです。

また、「吟醸酒」には「大吟醸」と呼ばれるものもありますが、これは精米時に50%以下になるまで精白した米を使っています。

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さらに、醸造アルコールを添加していないものは、「純米吟醸酒」と呼ばれます。

ちなみに、香りがよくすっきりした味わいの「吟醸酒」は冷やで飲むのがいいですが、旨味やコクの強い「純米酒」や「本醸造酒」は冷やだとやや重い感じがします。

そのため、お燗にして飲むのをおすすめします。


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