車の「エアバッグ」が一瞬で膨らむのはなぜ?


車の安全装備にはいろいろありますが、いまや欠かせない装備の一つが「エアバッグ」です。

車のエアバッグの画像

「エアバッグ」は車両衝突時に、前面や側面から大きなバルーンが膨らんで運転手や助手席の人間を守るというものです。

実際これが開発されたおかげで、本来なら命を落としてもおかしくないような大事故で、九死に一生を得たドライバーはたくさんいます。

とはいえ、事故でも起こさない限り、「エアバッグ」の作動状態を実際に目撃することはほとんどありません。

たまにメーカーが行う衝突実験などをテレビで見るくらいでしょう。

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「エアバッグ」の作動原理

「エアバッグ」は、衝撃センサー、バッグを膨らませるインフレーター、そしてコントロールユニットで構成されています。

衝突を感知するとセンサーが信号を出し、コントロールユニットを経由してインフレーターのガス発生装置が点火し、発生したガスが瞬時にバッグを膨らませる仕組みになっています。

その一連の動作にかかる時間は、衝突時から数えてわずか0.2秒以内なのです。

またたきしている間にすべてが終わるという、驚きのスピードです。

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衝突時には、それによって車の速度がゼロになっても、慣性の法則によって車体が前に向かおうとする「減速G」という重力が働きます。

「エアバッグ」のセンサーが感知するのはじつはこの重力で、衝突した瞬間から車は「エアバッグ」を作動させるかどうかの分析に入ります。

分析終了後の0.05秒後には「エアバッグ」作動のシステムがスタートし、その0.03秒後には「エアバッグ」が膨らみきるようになっているのです。

この衝突した瞬間からの一連の動作にかかる時間は、衝突時からわずか0.2秒以内というわけです。

「エアバッグ」そのものはナイロンでできたバルーンですが、柔らかいクッションなどとは異なり、それなりに堅さがあります。

そのため、膨張した「エアバッグ」によって顔に擦り傷や打撲を受けることもありますが、それでも「エアバッグ」があるのとないのでは事故時の身体へのダメージは雲泥の差です。

「エアバッグ」はあくまでも「シートベルト」の補助装置

ただし、絶対に忘れてはならないのは、「エアバッグ」はあくまでも「シートベルト」の補助装置であるということです。

いくら「エアバッグ」が開いても「シートベルト」を締めていなければ、その本来の効果は発揮できないということも覚えておきたいものです。

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