「加齢臭」とは?

中年以降になると気になりはじめるものの一つが「加齢臭」ではないでしょうか?

「加齢臭」は通常「おじさん(おやじ)臭」とも呼ばれ、「古い雑誌」、「ろうそく」、「押し入れの中などのニオイ」などによくたとえられます。

あの独特のニオイの正体は、「ノネナール」と呼ばれる物質で、脂肪酸の一種である「パルミトオレイン酸」「過酸化脂質」が反応することで発生します。

「パルミトオレイン酸」は、若い時には少ないのですが、加齢とともに増加します。

老化によって新陳代謝が衰えることで脂肪酸が増え、いやなニオイが強まってしまうのです。

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「おじさん(おやじ)臭」という言葉はよく聞くが、「おばさん臭」ってないの?

ところで、「おじさん(おやじ)臭」という言葉はよく聞き、「加齢臭」の代名詞にもなっていますが、「おばさん臭」はないのでしょうか?

実際には、女性の身体も「ノネナール」をつくり、「加齢臭」を放っています。

それなのに、なぜ男性、それも「おじさん」のニオイばかりが嫌われるのでしょうか?

その理由は、皮脂腺が「男性ホルモン」によって刺激されるからです。

「男性ホルモン」は男性の方が女性よりも多いので、その分ニオイが強くなってしまうのです。

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「おじさん(おやじ)臭」は、若い男性には無縁なの?

じつは、俺はまだ若いから大丈夫と思っている20台、30代の男性も油断できません。

「ノネナール」の発生原因は「活性酸素」と関係が深いといわれています。

「活性酸素」は、排気ガス、タバコ、紫外線ダメージなど、さまざまな原因によって発生しますが、「ストレス」にも要注意です。

「ストレス」を抱えていると体内の「活性酸素」が増え、「過酸化脂質」が作られやすくなるからです。

従って、若い男性でも状況によっては「おじさん(おやじ)臭」を放っていることも十分考えられます。

尚、男性でよく嫌われるニオイには「タバコ臭」もありますね。

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なお、こちらにも「おじさん(おやじ)臭」についての記述がありますのでご参照ください。