パスタの定番「ペペロンチーノ」とは?
にんにくの風味と唐辛子のピリッとした辛味が人気の「ペペロンチーノ」は、スパゲティの定番メニューのひとつですが、人気メニューのわりに料理名の意味をほとんど知られていない一品です。
そもそも「ペペロンチーノ」という呼び方は、料理名の一部分でしかありません。
この料理の正式名称は「スパゲティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」です。
「アーリオ(Aglio)」とはニンニク、「オーリオ(Alio)」とはオリーブ油。そして問題の「ペペロンチーノ(Peperoncino)」は赤唐辛子の意味です。
要するに、この長い呼び名は、ソースに使う材料を並べたものなのです。
それを知らないと「ペペロンチーノ」に、ベーコンやらピーマンやらを入れるという間違いが起きます。
「ペペロンチーノ」は正式名称の通り、ニンニク、オリーブ油、赤唐辛子と塩を使うだけの、ごくシンプルなメニューなのです。
本場のイタリアでは簡易な家庭料理として扱われており、レストランのメニューに並ぶことがほとんどない料理ですが、日本ではパスタ料理の定番メニューのひとつとしてレストランで提供されています。
「ペペロンチーノ」の作り方
簡単にレシピを書きますと:
- パスタは、たっぷりの湯に多めの塩を加えて茹でる。
- ニンニク(一人前 一片)を薄切りにする。
- 唐辛子(お好みの分量)を薄切りにする。
- フライパンに、ニンニク、オリーブオイル(一人前 30㏄)を入れ、弱火でじっくり熱する。
- 次に唐辛子を加え、風味と辛みをオイルに移したら、パスタの茹で汁を適量加え、かき混ぜてなじませる。
- パスタが茹で上がったら、フライパンのオイルソースと絡める。
- 皿に盛り、パセリとチーズをふる。
具体的な作り方は、動画の方がわかりやすいでしょうから、以下をご参照ください。
シンプルで美味しい「ペペロンチーノ」をお楽しみください。