平成30年(2018年)年賀はがきに隠された秘密!
皆さん、年賀状をたくさん受け取られましたか?
もう片付けてしまった方もいらっしゃると思いますが、以下の記事を参考にもう一度眺めてみて下さい。
平成30年用の官製年賀はがきの発行枚数は25億8,600万枚でした。
多いなぁと思われる方もいらっしゃるでしょうが、年ごとに2~3%ずつ減って今ではピーク時の60%程度になっているそうです。
やはり、電子メールやLINEなどのSNSの使用者拡大の影響でしょうか?
さて、平成30年用年賀はがきはデザインの異なるものが11種類、それら以外に地域限定の広告付きのものが14種類あったそうです。
これら年賀はがきは一見すると、素敵なデザインだなくらいで終わってしまいますが、実はこれらの中に隠された秘密があるのです。
私の手元には6種類の年賀はがきがありましたので、これらを参照しながら、年賀はがきに隠された秘密を解明して行きましょう。
秘密の場所はどこでしょう?
典型的な年賀はがきを次に示しますが、青枠の部分すべてに秘密があるのです。
それでは、それぞれの年賀はがきの秘密を具体的に見てみましょう。
年賀はがき ~その1~
「犬のフジさん」の図柄です。抽象的ですが、かわいいですね。
ここからが隠された秘密です。
(1) 料額印面(切手の部分)
- 犬の顔の部分が「富士山」の図柄
- 犬の鼻先部分(青枠部)に「フじ」の文字
(2) 消印の部分
- 犬の足あとの図柄
- 足あとの上、爪の部分に逆さになった「FUJI]の文字(青枠部)
- 足あとの下の方に「富士山」の絵(黒枠部)
- 下の方に左回転しているが、「あけまして」「おめでとうございます」の極小文字(緑枠部)
(字が小さくて非常に見にくいですが)
(3) お年玉くじの組番号部分
- 犬(コーギー)の図柄
(4) お年玉くじの番号部分
- 犬(ダックスフンド)の図柄
(5) お年玉くじの中央部分
- 富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の浪を犬のしっぽと
頭に見立てた図柄
(「神奈川沖浪裏」と同じく「富士山」の絵もあり) - 犬のしっぽの部分に「ふ」、「じ」の文字(青枠部)
年賀はがき ~その2~
「犬の絵馬」の図柄です。犬がかわいいですね。
ここからが隠された秘密です。
(1) 料額印面(切手の部分)
- 「犬の絵馬」なので戌(いぬ)の絵は当然なるも、他の干支の絵もあり
– 来年の干支である亥(いのしし)(青枠部)
– 去年の干支である酉(とり)(黒枠部)
– 再来年の干支である子(ねずみ)(緑枠部)
(2) 消印の部分
- 単純に「富士山」の絵あり
(3) お年玉くじの組番号部分
- 前の年賀はがきと同じく、犬(コーギー)の図柄
(4) お年玉くじの番号部分
- 前の年賀はがきと同じく、犬(ダックスフント)の図柄
(5) お年玉くじの中央部分
「無病息災」につながると言われている六つのひょうたんの図柄ですが、「六つの瓢箪(ひょうたん)」は「六瓢=ムビョウ=無病」につながり「健康長寿」と「家内円満」をもたらすと言われています。
- 「お年玉」の「玉」の字の「、」がひょうたんの図柄(青枠部)
最後に
以上、年賀はがきに隠された秘密とは、巧妙に隠された文字や絵でした。
その巧妙さには驚くばかりです。
民営化により、サービスというか遊び心が芽生えたのでしょうね。
今回は、ここまでとします。
まだ、年賀はがきの秘密についてあと4種類のはがきが残っていますが、
続きは「年賀はがきに隠された秘密! というか、遊び心ですね。(その2)」にて、今回と同様秘密を解明して行きます。