映画やドラマの時代劇を作るとき、「時代考証家」が最も悩むのはなに?


たまに江戸時代やそれ以前の習俗と現代の対比を解説するテレビ番組がありますが、なかなか興味深いものです。

それに関連して、映画やドラマの時代劇に必要なのが「時代考証家」という人たちなのです。

「時代考証家」とは?

江戸時代さえ現代とかなり違う習俗であったのですから、それ以前の時代のことはほとんどわからないのが実情でしょう。

従って、それぞれの時代に流行った習慣、生活習俗、衣装などを文献や絵などを参考にして、かなり長い時間をかけて調べる「時代考証家」の仕事が大切になってくるのです。

なかには調べるのに10年、20年かかることも少なくないといいます。

このようなことから、「時代考証家」には歴史学者や歴史家と呼ばれている人たちがなることが多いです。

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「時代考証家」が最も悩むのはなに?

「時代考証家」を最も悩ませるものの一つが当時の衣装です。

たとえば、平安時代の十二単(じゅうにひとえ)などは時代劇などでは毎回女優が来ているデザインが変わったりしますが、本当は一度着たら1週間か10日は着ていたといいます。

十二単を着た女性のイラスト画像

現代とかけ離れた事実がわかるものの、何とか時代劇に投影させるように努力しているのが「時代考証家」なのです。

ただし、いくら時代考証的に正しいことを主張しても演出上の理由から受け入れられない場合もあります。

昔の時代劇では、武家の妻がお歯黒をしているシーンが時々ありましたが、今ではほとんど見かけることはありません。

当時はおしゃれの一種であり、また虫歯予防の意味から流行した習俗ですが、今の女優さんにとってはまるでコメディのようだとか気味が悪いとかで嫌がられ、無視されるようになったからだといいます。

ちなみに、「お歯黒」についてはこちらをご覧ください。

いくら時代考証的には正しくても、現実との兼ね合いで妥協することが必要な場合もあるのです。

どの辺で妥協するかも、「時代考証家」が最も悩むことの一つではないでしょうか?

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