「レギュラー・コーヒー」の「レギュラー」ってなに? 飲食物 「インスタント・コーヒー」と区別するために生まれたのが「レギュラー・コーヒー」という名称なのです。「レギュラー・コーヒー」とは、豆の種類や飲み方、コーヒーの淹れ方に由来したものではなく、焙煎したコーヒー豆を粉状にし、ペーパーフィルターなどでドリップして飲むものをすべて「レギュラー・コーヒー」と呼んだのです。 続きを読む
蕎麦やうどんの「だし」が、関東と関西で違うのはなぜ? 飲食物 蕎麦やうどんの「だし」が関東と関西で違うのは、単純に関東人と関西人の味に対する好みの違いと思っていましたが、どうもそうではないようです。じつは、その違いはひとえに「だし」に使う材料に起因するものだったのです。詳しくみていきましょう。 続きを読む
日本酒に「○○正宗」という銘柄が多いのはなぜ? 飲食物 「日本酒」は、お燗にしても冷やしても美味しいという世にも珍しいお酒です。そんな「日本酒」は今や国内のみならず、「SAKE」の名称で海外でも親しまれています。現在、日本では、一万を超える「日本酒」の銘柄が販売されていますが、その中でも多いのが「正宗」の名称を使った銘柄です。全国各地の酒造メーカーから、「正宗」が使われた銘柄が販売されていますが、それはなぜなのでしょうか? 続きを読む
「日本酒」がアルコール度22度以上にできないのはなぜ? 飲食物 世界各地のお酒の中でもっともアルコール度が高いのは、じつは「日本酒」ともいえることをご存知でしょうか?えっと驚かれるかもしれません。「ウォッカ」や「ブランデー」のほうが「日本酒」よりアルコール度は高いじゃないかと思われるのももっともです。たしかに「ブランデー」は40度から50度もありますし、「ウォッカ」では90度以上のものもあります。どういうことなのでしょうか? 続きを読む
香りと味のいい「吟醸酒」、普通の日本酒とどう違うの? 飲食物 居酒屋で「吟醸酒」をお燗にしてくれと頼んだら、白い目で見られた、なんてことはないでしょうか?店によっては断られる場合もあるようです。「吟醸酒」をお燗ではなく、冷やで飲むのにはれっきとした理由があります。一般的に「吟醸酒」は、「吟醸香」と呼ばれる独特のフルーティーな香りを楽しむため、冷やして飲むのがいいといわれます。お燗にするとせっかくの香りが飛んでしまうからです。 続きを読む
「えび」の漢字、「海老」と「蝦」の違いってなに? 飲食物 「海老」と「蝦」、どちらも「えび」のことですが、なぜ漢字が2種類あるのでしょうか?意味や成り立ちを示すのが漢字の特徴なのだから、この2つにはきっと違いがあるはずでしょう。その違いを詳しくみていきましょう。 続きを読む
「大正えび」は大正時代の前には何と呼ばれていたの? 飲食物 「大正えび」と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。「大正えび」は、十脚目クルマエビ科に属する「えび」で、食用にされる大型の「えび」です。ところで、「大正えび」の「大正」は年号の「大正」からつけられた名前かと思われる方も多いでしょう。そうであれば、「大正時代」の前には何と呼ばれていたのか疑問が出てきます。 続きを読む
「ショートケーキ」の「ショート」はどういう意味? 飲食物 「ショート」とは「短い」という意味が一般的です。「ショート」を使った言葉の一つとして、「ショートケーキ」がありますが、こちらは「短い」という意味から来ているものではないようです。では「ショートケーキ」の「ショート」はどういう意味なのでしょうか?以下に詳しくみていきましょう。 続きを読む
街中でよく見る「中華料理」と「中国料理」、なにが違うの? 飲食物 街中でよく見かける外国の料理といえば、やはり「中華料理」でしょう。しかし、店の看板をよく見ると、「中華料理」と書かれているものもあれば「中国料理」と書かれているものもあります。これらはなにが違うのでしょうか?結論からいうと、明確な違いがあるわけではありません。 続きを読む
「もり蕎麦」と「ざる蕎麦」、違いは「海苔」のあるなしだけ? 飲食物 江戸時代から人気のある庶民の食べ物といえば「蕎麦(そば)」です。冷たい汁の「蕎麦」には、「もり蕎麦」と「ざる蕎麦」がありますが、これらの違いは何でしょうか? 実際に注文してみると、「ざる蕎麦」は「蕎麦」の上にきざんだ「海苔」がかかっています。違いは「海苔」だけなのかと拍子抜けしそうですが、「もり」と「ざる」にはそれぞれ別の由来があるのです。 続きを読む
「ごはん」と「ライス」は同じ? 違う? 飲食物 カレーライスなどの「ライス」ですが、「ごはん」と同じものなのでしょうか?同じものと思っている人が多いかと思いますが、「ごはん」と「ライス」は異なるものなのです。料理業界ではその違いは明白です。多くの人は「「ごはん」を英語でいうと「ライス」」、あるいは「お茶碗に盛ると「ごはん」、お皿に盛ると「ライス」」と思っていますが、それも誤解なのです。じつは、調理方法が異なるのです。 続きを読む
「そば」を「ズルズル!」と音を立てて食べていいのはなぜ? 飲食物風習・慣習 欧米では、スープを音もたてずに飲むのが正しいマナーとされています。もちろん、日本料理でも、食器の音を立てない、クチャクチャと咀嚼する音を立てないなどは、基本的なマナーです。ただし、「そば」をすするときだけは、「ズルズルッ」と音を立てても良いとされています。でも、なぜでしょうか?その理由についてみていきましょう。 続きを読む
「日本のカレー」と「インドのカレー」はどこが違う? 飲食物 日本に来て初めて「日本のカレー」を食べたインド人が、「この美味しい料理はいったい何ですか?」と驚いたという笑い話があります。あながち冗談ではなく、それほど「インドのカレー」と「日本のカレー」は異なるものなのです。それはなぜでしょうか? 続きを読む
握り寿司を「一貫」、「二貫」と数えるのはなぜ? 飲食物 コンビニで弁当や総菜を買ったときなど、「お箸はいくつおつけしますか?」といわれて、「えっと、二つつけて下さい」などと答えるのはよくある話ですね。正しくは、箸は「一膳」と数えますが、「何膳おつけしますか?」などと聞かれたら、逆に違和感があるかもしれません。しかし、ものによって数え方が異なるのは、日本語ならではです。タンスは「一棹」ですし、机や椅子は「一脚」、食器のお椀はあまり聞きませんが「一口(いっく)」といいます。握り寿司なら、一つ、二つ、でも、一個、二個ではなく「一貫(いっかん)」、「二貫(にかん)」と数えます。これはなぜなのでしょうか? 続きを読む
「刺身」と「お造り」は同じ料理? 違う料理? 飲食物 「刺身」や「寿司」は、「Sashimi」、「Sushi」で通じてしまうほど、世界に浸透しているといえるでしょう。そんなワールドワイドな「刺身」ですが、居酒屋や小料理屋のメニューを見ると、「お造り」と書かれていることが多いです。「刺身」も「お造り」も、新鮮な魚介類を生のまま切り身にした料理ですが、これらに違いがあるのでしょうか? 続きを読む
世界中で人気の「江戸前鮨(寿司)」。その起源と発祥の地はどこ? 飲食物 「江戸前」でとれる魚で握ったのが、「江戸前鮨」であって、どこか遠くから持ってきた魚を使った寿司は「場違い」とされました。「江戸前」と呼ばれるのは、江戸湾、現在の東京湾ですが、品川から葛西付近の漁場に限定されるエリアです。さて、「江戸前」の魚介類で握った「江戸前鮨」、その起源と発祥の地はどこだったのでしょうか? 続きを読む
日本人はいつ頃から「刺身」や「握り寿司」を食べるようになったの? 飲食物 火を通さずに魚介類や肉を食べる、いわゆる「生食」という風習は、その数は少なくても世界各国にあります。魚介類や肉は腐りやすいので、暖かい地域での「生食」にはやはり保存という大きな問題があり、塩漬けにするとかなんらかの保存処理が必要でした。そのため、世界的には「生食」があまり広まらなかったのでしょう。ところが、同じ「生食」でありながら、世界各国で食べられ始めた料理が日本発の「刺身」や「握り寿司」です。 続きを読む
「コーヒー」は、「缶コーヒー」として日本で独自の発展を遂げた? 飲食物 「コーヒー」というと、もともと外国から伝わってきた飲み物ですが、じつは「缶コーヒー」は日本独自の商品なのです。日本で初めて販売された「缶コーヒー」である「UCCコーヒー ミルク入り」が発売されたのは、1969年のことです。それ以降、日本では各メーカーからいくつものブランドが誕生してきましたが、欧米ではいまだにその姿を見ることはまずないようです。 続きを読む